8月
11
2025羽化の難しさ
ジャコウアゲハのお話しです。
幼虫がある程度大きくなると、サナギになる場所を探して移動します。どのような基準で場所を探すのかわからないのですが、食べているウマノスズクサでサナギになることは稀で、家の壁や、塀、堅い人工物が選ばれることが多いです。20メートルぐらい移動する幼虫もいます。
ある程度風雨や直射を避けることができ、堅い場所を選んだ幼虫は問題ないのですが、たとえば別の草花の葉などでサナギになってしまうと、葉が落ちたときに一緒におちてしまいます。
良い場所でも、すんなり出て、羽を伸ばして乾かすことができないと、くしゃくしゃになったまま固まってしまいます。
また、良い場所でも、栄養の問題なのか黒くなって死んでしまうサナギもよくみかけます。ですので正常な羽化が簡単ではないことがわかります。
外でサナギをみつけて家の中でケースに入れておくと、羽化したときに羽を伸ばせず失敗してしまうことがあります。必ずケースからサナギ部分を突出させるか、工夫しなければなりません。
昨日も2頭同じ日の朝に羽化したのですが、一方は羽をのばして、飛び立っていきましたが、一方はサナギになった場所がエアコン室外機の前で、しかも細すぎてすべってサナギから出られずに、失敗してしまいました。私が気がついたときには時すでに遅く、木の枝をつかってひっぱりだしてみましたが、羽を開く前に室外機の風も相まってくしゃくしゃに固まってしまいました。
人工物が混在するところでは、しばしばこうしたことがあちこちで起きるんだろうなと改めて感じました。
本当に胸が痛みます。

